Twitterでファンやフォロワーを増やす秘策とは…
アースフレンズ東京Zの西山達哉選手は、Twitterを活用しているものの、フォロワーに喜んでもらうために何を書けば良いか考えてしまうことがあるという。また、Twitter上で新しくファンを開拓するために何をすべきか分からないという悩みも。今回も一般社団法人 SNSエキスパート協会代表理事の後藤真理恵さんが、そんな西山選手の悩みを解決していく。
自分でも気づかない「ささやかな」テーマが喜びを与える
後藤:ここからはSNSを活用する際の西山さんが抱えるお悩みを解決していきたいと思います。まずはTwitterからですが、どんな課題がありますか。
西山:気軽な気持ちで始めたのですが、実際は何を書き込んだら良いのか考えてしまうときがあります。新しいファンを増やしたい、ファンに喜んでほしいという思いはあるので、オフコートの出来事やファンの方が知らないことを伝えた方が良いのかな、とは感じています。
後藤:まずは「誰のためにTwitterを活用するのか」を考えた方が良いですね。ファンに喜んでもらうには、また、新たにファンになってもらうためには、何を投稿すれば良いのかを考えてみてください。例えば、オフコートのシーンは西山さんのユニフォームではない様子が垣間見られるので、ファンに喜ばれる投稿になると思います。またカバンの中身や普段身につけているものも投稿の対象にしてはいかがでしょうか。ご自分では「これでも良いのかな」と感じるささやかな日常、ご自分にとっては当たり前のものでも、共感を得たり、喜ばれたりするはずですよ。
「炎上」は「100%防ぐことはできない」という認識を持ち適切な対応を
西山:そうなのですね。僕は映画を観ることが趣味なのですが、映画の感想もアリでしょうか。
後藤:良いと思います。ただし、西山さんは影響力のある方ですので「炎上」には気をつけてください。何でもない投稿でも炎上する時代なので防ぎようはないのですが…。
西山:たまにですが、炎上につながりそうだなと思うコメントがつくことがありますね。
後藤:常に「炎上するかも…」という心持ちでいらした方が良いでしょうね。差別、宗教、政治などの話題は炎上しやすいですが、スポーツネタもそのひとつ。意外に思われるかもしれませんが、熱狂的なファンがいたり、アンチのファンがいたりするジャンルは比較的炎上しやすいと言えます。西山さんの趣味である映画ならば、悪い評価を投稿する場合は、タイトルを伏せる方が賢明です。
西山:逆に、ある映画を良いと評価しても「そんなことない!」とコメントされる方にはどうしたら良いでしょう。
後藤:普段、コメントを返信するかしないかについて明確な基準がなく、それこそ「気まぐれ」であるならスルーして良いと思います。こまめにコメントを返信しているのであれば、スルーしないほうが得策。無視することが炎上予防にならない時がありますから。万が一嫌がらせをされたらブロックしたり、悪質な場合には警察などに相談することも最終手段として考えておいてください。NGなのは、売り言葉に買い言葉…。感情的に返信することだけは避けましょう。話は少し変わりますが、映画を褒める場合はタイトルやハッシュタグ、メンション(文中に「@ユーザー名」を含むツイート)を入れるのもおすすめです。
地道な活動の積み重ねがファンやフォロワーを増やす近道
西山:メンションは普段入れていないですね。
後藤:メンションは入れるようにしてみてください。ハッシュタグをつけるだけでなくメンションすれば、その相手のユーザーが反応する可能性があります。すると、そのユーザーのフォロワーに伝わるかも知れず、そのフォロワー達が西山さんを見つけてくれてフォローしてくれるかもしれません。ポジティブな内容を投稿する際にはぜひメンションを入れて頂きたいと思います。
西山:その他、これからバスケットボールに興味を持ってもらったり、ファンになってくれたりするような方に自分の存在を知ってもらうにはどうしたら良いでしょうか。
後藤:フォロワーを増やすためのテクニックとして、地道に「いいね」をつけることとインフルエンサー的な人へメンションをつけることが挙げられます。また、その日のトレンドに乗ることも大切。Twitterの「おすすめトレンド」に表示されているワードに関連した投稿ができそうだと思ったら、遠慮なくそのワードのハッシュタグをつけて投稿することがオススメです。注目されているワードなので、多くのユーザーから共感が得られるような投稿ができれば、それをきっかけとして、「いいね」してくれたりフォローしてくれたりする可能性が高まります。
西山:どれも、僕が今までやってこなかったことばかりですね。
後藤:次回からぜひ、トライしてみてください。それともうひとつ、Twitterではプロフィール内容も検索対象になります。「ファンはどんな言葉で自分を検索するだろうか」、「どんな言葉で見つけてくれた人がファンになってくれるだろうか」なども考慮してプロフィールもしっかり作り込むことが大切ですね。
西山:ただツイートするのではなく、知ってもらうためには色々な方法があるのですね。今日、教えて頂いたことを参考にこれからはTwitterを使ってみたいと思います。
後藤:西山さんのTwitter投稿を楽しみにしていますね!
(次回に続く…)
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