B1昇格を目指すアースフレンズ東京Z司令塔・西山が告白するプレー以外の悩み
アスリートの近況や心境をまっさきに知ることができるのは、選手自身のSNS…そんなことは珍しくもなくなった。もちろん、著名選手であれば、熱烈なファンがそのメッセージを拡散、しかしアスリートの誰しもが「発信」を得意としているわけではない。アースフレンズ東京Zの司令塔・西山達哉選手もそんなひとりだ。コート上では華麗なボールさばきを見せるポイント・ガードも、SNSは活用しきれていないようだ。
「ファンに喜んでもらうため」家族写真も投稿
田村:Bリーグもスタートして3年目を迎えました。西山選手は、昨季からアースフレンズ東京Zに移籍し司令塔としてチームを支えてきましたが、今季は開幕戦で故障してしまい厳しいスタートとなってしまいましたね。
西山:そうなんです。ようやく11月17日の試合から復帰することができました。チームは昨年よりも良い成績を残しているので、これからしっかりと貢献していきたいと思います。
田村:今季の目標は、やはりB1昇格ですか?
西山:はい。チームでもB2優勝とB1昇格への意識は高いです。今は勝ったり負けたりですが、チームワークが非常に良いので、充実してプレーできていますよ。
田村:西山選手のTwitterなどを拝見しているのですが、オフコートの写真が投稿されていたり、プライベートが垣間見えますよね。
西山:ファンの方々はユニフォーム姿の僕やチームメートしかご存知ないと思いますので、少しでも喜んでいただけるのなら、という意識はありますね。
田村:双子のお子さんも時折、登場しますよね。
西山:そうですね。プライベートを投稿しない選手もいますが、僕は子供たちの写真も投稿しています。それを見て「かわいいね」と言ってもらうと、嬉しくなってまた子供たちの写真を…という感じです(笑)。
田村:ご家族の仲の良さが伝わってきて、とても良いと思います。
サラリーマン生活からBリーグへ
田村:ご家族といえば、西山選手は名門の能代工業高校から駒澤大学に進んだ後、そのままバスケットボール選手になったのではなく、一度、会社員を経験してプロの世界に入りました。当時のご家族の反応はいかがでしたか。
西山:バスケ部がある就職先を探していたのですが、結局、違う会社にお世話になりました。2年間ですが、普通にサラリーマンをしていましたよ。データを取って報告書を作って…の繰り返しという会社にこもりきりの仕事で、バスケの練習は週2回だけでした。そんな時に現在の東京エクセレンス(B3)からオファーを頂いてプロになりました。実は妻も昔、バスケをしていたんです。ですから、家族も「好きなことができるなら」ということで僕の背中を押してくれました。今でも、ホームゲームはほとんど応援に来てくれています。
田村:それは頑張り甲斐もありますね。家族のためにも、今後はどのようなキャリアを描いていますか。
西山:後どのくらい現役を続けられるかは分かりませんが、やはりB1でプレーできる選手になりたいですね。高校の先輩で憧れでもある田臥勇太選手(栃木ブレックス)とも対戦したいです。実はまだお会いしたことがなくって…。
田村:それは意外ですね。その目標を実現する上で、ご家族はもちろん、応援してくれるファンの存在はモチベーションになりますよね。
西山:はい。そういう点でも、SNSでしっかり自分やチームのことを発信して、少しでも色んな人に僕たちのことを知ってもらい、応援していただければと思っています。現在はTwitterとInstagramを中心につぶやいたり、写真を投稿しているのですが、SNSの使い分けをどのようにすれば良いか、そして何を投稿するべきなのかという悩みがあるんですよね。
(次回に続く・・・)
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