何気なく利用しているSNS、まずはその特徴を理解しよう
TwitterとInstagramを中心にSNSを積極的に利用しているアースフレンズ東京Zの西山達哉選手は、それらの利用方法に悩みを抱えていた。そこでここからはSNS活用のプロ、一般社団法人 SNSエキスパート協会代表理事の後藤真理恵さんから助言をもらい、西山選手の課題を解消していく。
Twitterのキーワードは「タイムリーさ」「拡散性」
田村:これまでのお話で、西山選手がファン拡大などに向けてどのようにSNSを活用すれば良いかお悩みとのことでしたので、今日はとっておきのスペシャリストをお招きしました。
後藤:西山選手、初めまして。一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事の後藤真理恵と申します。私たちの協会では、SNSに関する正しい知識の普及や、SNSマーケティングを安全かつ効率的に実施できる人材育成に努めていますが、今日は西山選手がSNSの活用法にお悩みということで、少しでも力になるべくお話を伺えればと思います。
西山:初めまして。プロ中のプロに直接、SNSのノウハウをお聞きできるなんて光栄です。
後藤:それでは早速、色々とお話を伺いたいと思います。西山選手は現在、Twitter、Instagramを中心にご利用されていると聞きました。お悩みをお聞きする前に、それぞれのSNSの特徴はご存知でしょうか?
西山:Twitterは文字数制限があって好きなタイミングでつぶやくことができ、Instagramはお気に入りの画像を投稿する。簡単に言うとそんな感じでしょうか。
後藤:確かにその通りです。もう少し付け加えると、現在、Twitter Japanの公式発表によると国内月間アクティブユーザー数は4,500万人を超えています(2018年10月時点)。匿名アカウントも持てるため、日本人の中には複数のアカウントを所有している人も結構いますね。利用者層ですが、20代以下が約半分を占め、男女比も半分程度といわれています。西山さんは、Twitterでつぶやくとすぐにユーザーからの反応があると感じることはありませんか?
西山:はい。みなさん早いですよね。
後藤:それがTwitterの特徴ですね。投稿に対して共感することがあると、すぐに反応がかえってきたり拡散されたりします。短時間に広く拡散されることをいわゆる「バズる」と言いますが、Twitterはそのバズが起きやすいのです。Twitterは、「タイムリーさ」、「拡散性」がキーワードのSNSと言えますね。
年齢層が広がるInstagramはハッシュタグが大切
西山:なるほど。Instagramはどうでしょうか?
後藤:Instagramは、月間アクティブアカウント数が2,900万を突破したと、今年11月に発表しました。1年前に比べると900万アカウント増えており、今、最も勢いのあるSNSです。ちなみにどのような方がInstagramを利用されていると思いますか?
西山:20代以下の女性が多いイメージなのですが?
後藤:そう思っている方が多いですよね。確かに、以前は若い女性が中心だったのですが、最近は30代、40代以上のユーザーも非常に増えています。またTwitterと比較して、実際に使用しているユーザーの比率を表す「アクティブ率」が高いこともInstagramの特徴ですね。
西山:そうだったのですね。可愛い画像や動画が多いので、いつも感心して見ています。
後藤:Instagramは、動画や画像でユーザーの世界観や「カッコイイ」、「カワイイ」などを表現するSNSと言えますね。もう一つの特徴ですが、他のSNSと違って、今後のInstagramは、フォロワー数にそこまでこだわらなくても良いSNSになっていくと思っています。
西山:でも、フォロワー数って気になりますよね。
後藤:確かにそうなのですが、誰かをフォローするかしないか以上にハッシュタグ(#)が重要になりつつあります。Instagramでは、ハッシュタグを使って、ほしい情報を検索するというユーザーが非常に増えていて、現在その割合は全体の約25%を占めるそうなのです。また、これから体験するコト・モノを知るために利用されることが多いという調査結果もあり、この点はTwitterとは大きく異なりますね。
西山:ハッシュタグって大事なのですね。自分でも時々つけていますし、他の人の投稿では多くハッシュタグをつけているのを目にしますが、そこまで考えてなかったかも。
後藤:多くの方がそうかも知れませんね。ここまでは、西山さんがご利用されているSNSの特徴をご紹介しました。では、いよいよここからは西山さんのお悩みを解決していきたいと思います。
西山:お願いします!
(次回に続く・・・)
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