水谷選手、松下チェアマン、為末氏がそれぞれ考えたTリーグの理想形を発表! - Athlete Channel(アスリートチャンネル) - gooスポーツ

goo スポーツ

Athlete ChannelTM

Athlete

2019/2/22

水谷選手、松下チェアマン、為末氏が
それぞれ考えたTリーグの理想形を発表!

 世界の第一線で戦う現役アスリートの水谷隼選手とTリーグを立ち上げた松下浩二チェアマンを招き、元プロ陸上選手の為末大氏がファシリテーターとなって、Tリーグ盛り上げのためのさまざまな意見やアイデアを出し合った。その中にはすぐに実践できそうなものや準備次第では実現の可能性があるものも! Tリーグへの期待は膨らむばかりだが、水谷選手、松下チェアマン、為末氏はそれぞれがどんなTリーグの理想形を思い描いているのか。最後にここで発表する。

編集者 高樹ミナ
スポーツライター

水谷選手は「一心同体」、松下チェアマンは「名実ともに世界一」

為末:水谷選手は今後Tリーグがどんな姿になって行って欲しいと考えていますか。ボードを用意したので書いてみてください。

水谷:はい、僕は「一心同体」と書きました。ファンのみなさん、そして選手、監督、Tリーグの関係者、スポンサーのみなさんが「心をひとつに」と言う思いを込め、一心同体となってTリーグを盛り上げられるように、その気持ちを書きました。みなさん、Tリーグをぜひ応援に来てください。よろしくお願いします!

為末:松下さんはいかがでしょう。

松下:私は「名実ともに世界一」と書きました。現在のTリーグは世界ランキング50位以内のうち、男子15名、女子13名が参加をしていますが、いろいろな国の選手が入った(卓球)リーグとしましては世界一のリーグとしてスタートしました。卓球の場合は中国の超級リーグが実力的にまだ上だと思います。しかし、日本の選手にも頑張ってもらって、五輪などで世界一になってもらい、中国の選手にもTリーグに参加してもらって、名実ともに世界一のリーグになるように私どもも頑張って行きたいと思います。これからTリーグはさらに面白くなって来ると思いますのでみなさん、ぜひ会場に足を運んでください。よろしくお願いします。

Tリーグが目指すべきは「世界初!」と為末氏

為末:僕は「世界初!」をTリーグは目指して欲しいなと思います。さまざまなスポーツがあるんですが、ほとんどのスポーツは「西洋を追いかけろ」とやって来ています。けれども卓球だけは日本が世界をリードする立場にいると思うので、日本の手法を世界に流行らせることができるんじゃないかと思っています。演出もさまざまなルールも日本がリードしてやれる可能性がある、ほぼ唯一に近いスポーツだと思うので、ぜひ世界初を目指して欲しい。

 あと日本は「日本人のリーグ」というのはたくさん作ってきましたけど、これまでまだ「世界のリーグ」として成功しているものはないと思っていますので、ぜひTリーグには「世界(レベル)のリーグが日本にある」というのを目指して欲しいなと思います。

アスリート一覧

卓球

水谷 隼(みずたに じゅん)

所属
木下マイスター東京
背番号
0
生年月日
1989年6月9日
出身
静岡県
身長/体重
172㎝/63kg
得意なプレー
ラリー
選手経歴
5歳で卓球を始める。天性の柔らかいボールタッチが持ち味。全日本選手権バンビ・カブ・ホープスの部で優勝。中学2年生でドイツに卓球留学ブンデスリーガで才能を磨く。青森山田中学・高校を経て明治大学に進学。15歳10ヶ月(当時、史上最年少)の時、2005年世界選手権で初代表入りを果たす。全日本選手権は前人未到の通算9勝。2016年リオ五輪男子団体銀メダル、男子シングルス銅メダル獲得。世界ランキング10位(2019年1月発表。自己最高は同4位)
趣味
ゲーム、筋トレ
最近ハマっていること
ゲーム(クラッシュロワイヤル、ブロッサム・ブラスト)
好きな言葉
家族
SNS
Twitter:@Mizutani__Jun

為末 大(ためすえ だい)

プロフィール
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。
男子400メートルハードルの日本記録保持者(2019年2月現在)。
現在は、Sports×Technologyに関するプロジェクトを行う株式会社Deportare Partnersの代表を務める。
新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。主な著作に『走る哲学』、『諦める力』など。

松下 浩二(まつした こうじ)

生年月日
1967年8月28日
出身
愛知県
経歴
バルセロナからシドニーまで4大会連続でオリンピックに出場。世界卓球選手権では1997年大会で男子ダブルス銅、2000年大会で男子団体銅。日本人初のプロ卓球選手としてドイツ・ブンデスリーガでプレーした。2009年の全日本選手権を最後に引退。2017年3月 一般社団法人Tリーグを設立。2018年7月1日には代表理事/チェアマンを務める。

関連記事

おすすめの記事

^

「Athlete ChannelTMとは

アスリートとみなさんが、さまざまなテーマを通じて新たに出会える交流の場を目指しています。
アスリートのスポーツに対する想いをはじめ、趣味やプライベート、今実現してみたいことなど、アスリートから発信されるストーリーをお届けします。
【提供:株式会社NTTドコモ、株式会社Candee】