思いがカタチに。12月15日・16日「チャリティサッカースクール in 広島」を開催
「サカママ」のディレクター堤秀樹氏からの提案により、広島でチャリティサッカースクールを開催すると決めた橋本英郎選手が「一緒にやろう」ともちかけた相手は、名古屋グランパスの佐藤寿人選手。なぜ佐藤選手に声をかけたのか、そして開催が迫るチャリティサッカースクールへの思いを語った。
寿人の広島からの愛され方は尋常じゃなかった
寿人とは、日本代表に選ばれた時期が一緒でした。それまでももちろん知っていて、移籍をしていく中で、試合にどんどん出るようになっていったので、これからどうなっていくストライカーなんだろうと気になる存在ではあったんです。日本代表をきっかけに親しくなって、今でも一緒に食事をしていろいろな話をするし、家族同士で会ったこともありますね。
寿人が日本プロサッカー選手会が主催している、東日本大震災の復興を祈念したチャリティサッカーなどに参加しているのを知っていたので、きっと西日本豪雨災害支援のために何かやろうと考えているんじゃないかと思ったんです。というのも、サンフレッチェ広島でプレーしていた時の、寿人の広島からの愛され方は尋常じゃなかったですから。広島の街を一緒に歩いていると、周囲の人が振り返るんです。僕がガンバ大阪に所属していた頃、どんなにチームが強くても、そんなことはなかったですからね(苦笑)。
チャリティサッカースクールのプロジェクトメンバーが決まった
自分がやるべきだと思ったことは、進んでやるという寿人の性格、そして広島の街から愛され、認知度、影響力もある。寿人となら、チャリティサッカースクールを成功させることができるんじゃないか――。そんな想いもあって、真っ先に声をかけました。そして、僕、寿人、堤氏がプロジェクトメンバーになって、広島でのチャリティサッカースクール開催に向けて、動き出したんです。
「西日本豪雨災害支援!チャリティサッカースクール in 広島」タイトルも決まり、告知をスタートするために、僕と寿人とで想いを語ったり、動画を撮影したり。このへんのアイディアも堤氏の提案で、僕らだけじゃできなかったことですね。それに、11月に広島で行う「サカママフェスタ」というスポーツイベントでも告知をしようと提案してくれて。まずは、「サカママ」というメディアを通して、告知を進めていきました。
サッカー選手が集まった力を、広島の子どもたちに感じてもらいたい
僕には、このチャリティサッカースクールのことを、できるだけたくさんの方に知ってもらいたいという思いがありました。サッカー選手もこうした活動をしているというのを知ってもらいたいというのもあるんですけど、それ以上に、他のサッカー選手の中からも共感してもらえる選手がでてきて、一緒にできればと思って。有名な選手ならもちろん影響力もあるだろうし、何よりもプロのサッカー選手が大勢集まればすごい力になるんじゃないかと思うんです。その力を、広島の子どもたちに感じてもらえたら嬉しいですね。
当日の様子はインスタで配信。サッカーと接点のない人にも届けたい
このチャリティサッカースクールを知ってもらうために、僕はSNSを通して発信しています。ただ、参加してくれる選手が決まっても、シーズン中はどうしてもオープンにできないこともあるので、むずかしい部分はありますね。
それでも、堤氏がサカママのWEBやSNSを通して発信し続けてくれたり、寿人が広島に縁の選手に声をかけてくれたりして、今、20名近く参加してくれる選手が集まりました。
また、このプロジェクトに賛同してくれたプロ選手たちに協力してもらい、「西日本豪雨災害支援!チャリティーグッズ支援プロジェクト」も立ち上げました。
当日の様子はインスタグラムで配信する予定です。堤氏が広島在住のインスタグラマー久奈さんを見つけてきてくれて。お子さんがサッカーをやってるママで、サンフレッチェ広島の大ファン。そんな方、僕には探せないですからね。その方の力も借りて、サッカーと接点のない人たちへも広がっていけばいいなと思ってます。
12月15日、16日の2日間、サッカーを通して、広島の子どもたちを笑顔にできるように盛り上げたいと思います。(次回に続く・・・)
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